研究調査

research study

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市民参加型交通安全対策支援システムの面的な交通安全対策への適用

プロジェクトリーダー:赤羽 弘和
年度:2004年, プロジェクトナンバー:H636

背景と目的

平成12~14 年度にわたり、自治体向けの交通安全対策支援システムを開発し、それを千葉県鎌ヶ谷市に適用した社会実験を実施し、交通安全対策への住民参加等の可能性、住民の安全に対する意識変化等の検証を行った。さらに、安全対策の事後評価、市民参加モデルの本格導入のための検討を行った。さらに、救急救命活動を支援する方策の検討に着手した。平成15 年度からは新しいテーマ名で新規発足し、適用対象をコミュニティー単位に発展させ、対象地区住民の参加になるWS、実地調査、実地実験等を中心とした多様な形態の対話に基づき、面的な交通安全対策を検討してきた。
平成16 年度には、面的な対策の実施と事後評価を行う。また、これまでの成果を総括し、点・線・面的対策の事後評価結果を事前評価にフィードバックさせ、「交通安全コンサルティングシステム」を構築する。さらに、住民参加過程についても、
交通安全対策支援システムを活用したデータ収集・提供、交通シミュレーションの活用、プレゼンテーション手法を中心に、総括する。

期待される成果

① 面的な交通安全対策の実施
約5、000 ㎡の地区を対象とし、H15 年度に地区住民等との情報交換に基づいて
立案した面的交通安全対策を実施し、その効果を評価する。
② 「交通安全コンサルティングシステム」の構築
平成12 年度より蓄積してきた、点・線・面的交通安全対策の事後評価手法と結
果とを事前評価にフィードバックできるように総括し、交通安全対策の代替案を実
務者に事前評価結果付きで提案できるシステムを構築する。
③ 住民参加による交通安全対策の推進過程の総括
平成12 年度より蓄積してきた住民参加過程に関するノウハウを、交通安全対策支
援システムを活用したデータ収集・提供、交通シミュレーションの活用、プレゼンテ
ーション手法を中心に、実務者向けのワークフローとして総括する。

成果物

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