研究調査
research study
こどもの自転車交通モビリティ・安全教育プログラムの開発とその障がい児への展開に関する研究
プロジェクトリーダー:吉田 長裕
年度:2016年, プロジェクトナンバー:1609
背景と目的
本研究では、こどもを対象に、多様性を内在した交通モビリティ社会の実現に向けて、適用されている諸制度の展開および可能性に着目し、学際的に研究を行うものである。とくに、免許を持たない交通参加者であるこどもを対象に、交通モビリティの実態とその新たなニーズを把握した上で、既存の交通モビリティの展開および拡張可能性を明らかにし、それらを支えるための教育、講習プログラムおよび諸制度のあり方、さらにこれらをパッケージとして提供するための戦略について提案を行う。
期待される成果
H27 年度には、仏・蘭における自転車教育との比較により、国内における自転車交通安全教育の課題を抽出できた。H28 年度には、これらの成果に基づいて、視覚障がいを持つこどものモビリティに対象を絞り、その実態および交通・安全教育の事例収集及びそれらの制度に関わるヒアリングを行うとともに、国内においては、視覚障がい児への自転車教育・講習プログラムに関するガイドライン作成を試みる。