研究調査

research study

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超安全自動車のソーシャル・バリューに関する研究2 ~交通施策の評価について~

プロジェクトリーダー:杉山 雅洋
年度:1992年, プロジェクトナンバー:H403

背景と目的

交通事故の分析に関しては、これまで各種の試みがなされている。本研究でもこれを行なうことは屋上屋を重ねるといった感がない訳ではない。しかし、われわれの基本認識は、交通事故の地域による特徴の把握を行なうべきことにある。このことからすれば、交通施策は必ずしも全国画ー的とはなりえず、地域の実情に応じたものとなってよい筈である。
この点について、既存の分析が必ずしも十分な成果を示しているとは推察できないため、われわれなりの分析に少なからず意義が見い出せるものと考えられるのである。本プロジェクトは、H397プロジェクトを受け継ぐものである。H397プロジェクトでは「超安全自動車」、「ソーシャル・バリュー」といった概念の検討からはじめて、自動車および自動車交通システムの安全性向上のための数量的研究が意図された。もっばらデー夕面の制約から当初の目的の変更を余儀なくされ、事故の要因分析が主要な研究対象となったが、ここにわれわれは接点を見出すのである。H397プロジェクトが広範な視点からの研究であるのに対し、本プロジェクトでは最初から交通事故の分析が意識されているのである。なお、本プロジェクトの推進に当たり、H397プロジェクトの成果を十分に参照するものの、議論のプロセス等では同プロジェクトに制約されることなく、基本的には独立に行なうこととする。

成果物

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