研究調査
research study
アクセルとブレーキの踏み違いに関係する高齢者の認知・行動特性の分析
プロジェクトリーダー:篠原 一光
年度:2015年, プロジェクトナンバー:H2757
背景と目的
先の 研究調査 プロジェクト H2305 、 H2427 で、 アクセルとブレーキの踏み違い事故 の リスク が高齢者で高 く 、その背後に 加齢に 伴う 行動 特性・認知特性 の 変化があるこ と が明らかになった。本プロジェクトでは 踏み違いの起こしやすさ に 特に 関連の 深い 行動特性・ 認知特性を明らか に するとともに 、 踏み違い を起こしにくくするための教育 的 ・技術的対策を考案する ことを 目的とする。
期待される成果
本プロジェクトは 3 つの観点で進める。
①(認知機能解明) 高齢者の 認知機能評価を行うと同時に ペダル操作 を用いる課題を行 って 反応の 速さ や正確さ 、 踏み違いの発生状況 を 計測し、認知機能との関連を統計的に検討する。
②(行動特性 解明 ペダルの 配置 や操作方法を実験的に 操作し た 上でペダル操作を 行わせ 、反応の 速さ ・ 正確さ ・ 筋活動 等 の生理信号を 測定 ・分析する。
③(事故統計・事故事例分析)事故統計や事故事例を関連機関より入手し、 踏み違いに 関連のある要因を抽出する。