研究調査

research study

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アクセルとブレーキの踏み違いに関係する高齢者の認知・行動特性の分析

プロジェクトリーダー:篠原 一光
年度:2016年, プロジェクトナンバー:1606

背景と目的

近年、高齢ドライバーが起こすアクセルとブレーキの踏み間違い事故に注目が集まっているが、その原因は明らかではなく、この問題に対する社会からの問いかけに対しても確かな回答を用意出来ない状況である。本プロジェクトでは踏み間違いにつながる高齢者の認知行動特性を多角的な観点から明らかにすることを目的としている。
H27 の研究で事故事例の収集、ペダル操作の実態の予備調査、関連する可能性のある認知行動特性と研究手法の検討、実験系の構築を行ったので、H28 ではこれらに基づき本格的にデータ取得を行いたいと考えている。

期待される成果

踏み違いに関連する認知機能・行動特性に基づき、高齢ドライバーの踏み違い事故のリスクを評価するための観点または方法を提案できる。踏み違いを起こしにくいペダル操作方法、ペダル配置・形状を提案できる。踏み違いにつながる直前の行動や心理を解明することで、踏み違いをしにくくするにはどのような点に注意すべきかを運転者教育の中に取り入れることが出来るようになる。なお、本研究はH2757 プロジェクトにおいて研究の方針を定め、実験系を整えることに注力したため、H28 以降にデータ取得や社会へのアウトプットの整理を行う必要がある。

成果物

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