研究調査
research study
アクセルとブレーキの踏み違いに関係する高齢者の認知・行動特性の分析
プロジェクトリーダー:篠原 一光
年度:2017年, プロジェクトナンバー:1706
背景と目的
高齢ドライバーが起こすアクセルとブレーキの踏み間違い事故に注目が集まり、この問題に対する社会からの問いかけに対しても回答することが求められている。本プロジェクトでは踏み間違いにつながる高齢者の認知行動特性を多角的な観点から明らかにすることを目的としている。H28の研究で事故事例の収集、ペダル操作の実態調査、認知行動・行動特性の実験的検討を行ったので、H29では引き続きデータ取得を行うとともに、成果をまとめて公開したいと考えている。
期待される成果
踏み違いに関連する認知機能・行動特性に基づき、高齢ドライバーの踏み違い事故のリスクを評価するための観点または方法を提案できる。踏み違いを起こしにくいペダル操作方法、ペダル配置・形状を提案できる。踏み違いにつながる直前の行動や心理を解明することで、踏み違いをしにくくするにはどのような点に注意すべきかを運転者教育の中に取り入れることが出来る。本プロジェクトで得られた知見にアクセスしやすくなる。