研究調査

research study

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自動運転の時代と交通体系:人間、AI、交通社会

プロジェクトリーダー:今井 猛嘉
年度:2020年, プロジェクトナンバー:2005C

背景と目的

2019 年度は、自動運転の公道実用化を視野に入れて、地方自治体の 取組みの視察と支援、関連する制度提案をし、それら国内動向を国際会 議で報告した。レベル 3 の自動運転技術への取組等、本プロジェクトでの 議論状況は、ITS World でも大いに注目された。国際シンポでは、英独 の専門家と共に議論を更に深化させた。 2020 年度は、日本の制度の抜 本的変更が見込まれる。そこで、本プロジェクトの知見を国内外で更に浸透 させ、新たな交通体系(免許制度の改正、法的責任の適切な分配、保 険制度の整備等)に係る本プロジェクトの知見を国内外に発信する

期待される成果

レベル 4 の自動運転技術の公道利用に必要な条件の確認(レベル 3 については昨年度の法改正で一応の対応がなされた。レベル 3 は、レベル 4以上とレベル2以下の複合体であるが、レベル4について抜本的な法改 正が検討されており、IATSS として、レベル 4 の安全性確保につき、意見 公表が是非とも必要である)具体的には、レベル 4 で ODD を走行中 の車両による事故を念頭におき、制度的対応(免許制度等道交法上の 対処、民事、刑事責任、保険制度の適用範囲)を更に精密に検討する。 レベル 4 で ODD を走行中の車両による事故が生じうることを前提とし て、自動運転車の利用に係る社会的受容性を、地域、被験者の属性毎 に調査し、制度の裏付けとなる最新の市民意識を把握する。その際には、 地方自治体との共同調査も行う。TS 国際会議、英独仏の専門家を招 聘しての国際シンポにて、本研究の知見を公表する。国際シンポの成果 は、日本語と英語にて公表する。3年間の研究成果を日本語論文にまと めて政府機関や地方自治体に提供すると共に、英語論文にまとめて国連、 WP1、WP29 等に提出する。

成果物

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