研究調査

research study

Share
facebookxhatenapocket

自動運転の時代と交通体系:人間、AI、交通社会

プロジェクトリーダー:今井 猛嘉
年度:2018年, プロジェクトナンバー:1805

背景と目的

自動運転車両が公道を走行する時期が目前に迫ってきた。自動運転技術には、期待が高まる反面、様々な懸念も示されている。懸念事項を慎重に検討し、自動運転車と共に暮らす時代の、新たな交通体系を多角的に構想し、成果(新道交法の原案等)を社会に公表することで、より安全な交通社会の実現を目指す。

期待される成果

(1)自動運転の技術レベルに応じた安全な走行可能性を、科学的及び法的観点から検証し、成果を社会に公表する。レベル3、4による自動運転の実現に向けた競争は世界的に激化している。この点を踏まえ、日本固有の交通体系(新道交法の骨格)と交通道徳のあり方を社会に公表する。
(2)自動運転の技術は、アルゴリズム、最終的にはAIにより制御される。AIは、交通事故が間近に迫った局面で倫理的に正しい判断を選択できるのか等、世界的に議論が沸騰している。これは、IoT時代における交通体系のあり方を問う試金石でもあり、他の類似問題の検討も踏まえ、成果を日本固有の交通体系(道路環境整備と新道交法の骨格)と交通道徳の姿として、公表する。
(3)以上の検討は、日本政府が自動運転車の公道利用を予定している2020年まで継続してなされる必要があり、研究期間として3年間が必要である。

同テーマの研究調査

一覧へ戻る