研究調査

research study

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東南アジアにおける情報化と市民参加による交通安全対策スキームの実施支援

プロジェクトリーダー:赤羽 弘和
年度:2017年, プロジェクトナンバー:1702

背景と目的

マレーシアでは単位人口あたりの交通事故死者数が日本の約5倍と深刻であり、日本の交通安全分野の経験や成果に注目している。IATSS及び国土交通省のプロジェクトとしてH10~21年度に千葉県鎌ヶ谷市、市川市等向けに開発、実地適用したスキームを同国ペナンに適用し、事故・ヒヤリ体験データ、現地観測データの分析に基づく対策案の企画まで実現した。今回は、同スキームを現地の状況に適合させ、自律的運用体制への移行を目指す。併せてデータ収集・分析の高度化と知識・経験の国際的共有を目指す。

期待される成果

平成28年度に、ペナン市議会・社会資本交通常任委員会・技術部会において本プロジェクトの趣旨を説明し、同実施を了承されている。また、ペナン市メンバーにより、同スキームの再起動と現地負担による対策施工を確認済みである。さらに、現地大学USM(Universiti Sains Malaysia)との連携関係も、前MIROS(日本のITARDAに相当)所属のFarhan教授を介して構築できている。これらにより、鎌ヶ谷スキームの現地状況への適合と自律的運用体制への移行の可能性は、かなり高まった。また、同市の対岸半島側のセベランプライ市、インドネシア国及び韓国等への拡大も目指す。

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