研究調査

research study

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人口減少時代における土地利用フレームワークと交通システム

プロジェクトリーダー:林 良嗣
年度:2005年, プロジェクトナンバー:H746

背景と目的

化石燃料・資源消貨に依存した経済成長や人口増加が続いた20世紀後半の日本では、国土や都市の構造を規定してきたのは交通であった幹線公共交通整備やモータリゼーションに伴う市街地拡大はトータルの経済成長を支えてきたものの、地域の自立性を低下させ、環境負荷や維持コストの高い持続不可能な市街地を増やす結果となった2I 世紀に入り、日本の地域・都市は人口減少・超高齢化時代を迎え、環境?財政制約が厳しくなる中で従来の都市域拡大モテルは持続不可能となりつつある。今後は、市民の生活質をアウトカム尺度とする土地生産性を高め、地域の身の丈にあったコンハクトな空間を形成するための「選択と集中」戦略か内包される国土・都市経営が必要である。さらに、その取組がヒンネスモテルとして成り立つような里山・緑地を含む土地利用?保全と交通の市場の整備か不可欠と言える。
本研究では、16年度プロシェクト「人口咸少時代における土地利用フレームワークと交通システム」の知見を踏まえつつ、そこで明らかにすることかできなかった、「選択と集中」内包型の持続可能な国土・都市経営モテルが日本において自立的に生み出されるために必要な新たな土地・交通市場整備のあり方を具体的に提案することを目的とする。

期待される成果

1。 市街地の「選択と集中」か自立的に指向されるための土地・交通連携市場整備の検討
日本に比べて四半世紀以上先行した西ヨーロッパでは、市街地の不拡大と自立的更新を土地利用規制と財政制度との連動によって誘導し、さらに鉄軌道など公共交通インフラ整備で支えるようにンステムの再設計がなされた結果、市街地の「選択と集中」を指向するヒジネスモデルの成立に漕ぎ着けた。この過程を凋査し、日本との比較を通して整理する。
2。 持続可能性からみた「地区の格付け」に基づく中心市街地の「生活質・空間質保証型街区」の形成手法の開発提案
現行の士地評価には、将来世代の価値観にも耐え引き継ぐことのできる持続可能な街区という観点が含まれていないこのような土地市場の不備を補うために、「生活質」が、交通利便性や景観・アメニティ、災害l)スクといった「空間質」によって呼価する手法を、オランタ・台湾・アメリカ都市の制度を参考に構築するさらにこれを発展させ、持続可能性からみた「地区の格付け」手法にまで釉め、「集中」を可能とする日本型「生活質・空間質保証型街区」の構築に応用するモデルをH指す。
3。 日本における自立邸コンハクトシティモテルの提案
「中心市街地の生活質・空間質保証刑街区」と「郊外からの撒退?保令」をツイン戦略とし、軌道系父通システムの整備と一体となった「コリドー都市」をコンハクトンティモテルとして提案するとともに、漫然と拡大してきた現任の巾街地を畳み込んで身の丈にあった市街地を生み出すことが可能な自立的土地利用・交通連携システムについて検討・提案する3

成果物

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