研究調査

research study

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交通バリアフリー教育の内容の選定と方法の開発

プロジェクトリーダー:徳田 克己
年度:2003年, プロジェクトナンバー:H503

背景と目的

これまでに交通バリアフリーに関する実態や交通障碍者・高齢者等の交通安全ニーズの実態が調査され、それらの研究成果の蓄積が行われてきている。しかしその蓄積を、教習所や学校、企業内の交通安全教育の場などで、実際に生かしている例は少ない。その理由として、教育内容の精選(優先順位化)が行われておらず、また教育方法の開発がなされていないことがあげられる。
このプロジェクトにおいては、過去の研究成果を整理し、また同時に現在実施されている交通バリアフリー教育の実態を調査する。それらの結果を基に、教育の対象(小学生、中学生、高校生、一般ドライバー、プロドライバー)に合わせた教育内容の選定・優先順位化を行い、教育方法の開発を行う。

期待される成果

1。交通バリアフリー教育に関する教材分析
現在、小学校・中学校で使用されているの文部科学省検定指定教科書(生活科、社会科、国語科、英語科、保健体育科、技術家庭科)のすべての単元を対象に、高齢者、障碍者に関係する交通バリアフリー教育の内容を選び、量的・質的分析を行う。また、教習所や運送業などの企業研修で使用されているテキスト類を収集し、同様な視点で分析する。
2。交通バリアフリー教育に関する実態調査
小学校、中学校、高等学校、養護学校、教習所、交通安全教育を実施している機関、プロドライバーのいる企業(運送業、タクシー、バス等)において、高齢者や障がい者に関して、どのような交通バリアフリー教育が行われているかを調査する。また、それらの学校・機関において、交通安全教育に従事している指導者やプロドライバーおよび一般ドライバーが交通バリアフリーに関してどのような意識や知識、またニーズを持っているのかを調査する。
3。教育内容の選定と教育方法の開発
上記の教材分析と実態調査および過去の研究の蓄積から、それぞれの対象(小学生、中学生、高校生、障がい者、一般ドライバー、プロドライバー等)ごとに、教育内容の選定(優先順位化)を行い、教育方法(例えばシミュレーション、ビデオ等)を開発する。

成果物

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