研究調査

research study

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欧米における交通分野のグリーンインフラストラクチャー事例調査

プロジェクトリーダー:一ノ瀬 友博
年度:2014年, プロジェクトナンバー:H2648

背景と目的

本研究は、近年欧米を中心に注目を集めているグリーンインフラストラクチャーに着目し、交通分野における事例を調査し、整理するとともに、日本への適用を検討することを目的とする。グリーンインフラストラクチャーは、日本でも関心を集めるようになってきたが、水循環や防災といった視点が多く、交通分野における取り組みは、ほぼ紹介されていない。

期待される成果

グリーンインフラストラクチャーとは、自然環境及び自然資源に由来する社会基盤、あるいはそれを活用することを意味する。グリーンインフラストラクチャーとの対比において、これまでの社会基盤、及びその整備をグレイインフラストラクチャーと呼ぶ。これらは、二者択一ということではなくて、グリーンインフラストラクチャーを活用することにより人間社会に対する利益(生態系サービス)を増大し、社会基盤整備、維持のコストを削減できる。
 本研究では、文献と現地調査によって欧米の交通分野のグリーンインフラストラクチャーの取り組みを収集する。様々な分野の会員が集まる国際交通安全学会の特長を活かして、学際的に事例をレビューし、日本への応用可能性という視点でとりまとめる。なお、EU域内の研究者もメンバーとして迎える予定である。

成果物

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