研究調査
research study
≪社会貢献テーマ≫知的障害者のモビリティ確保のための都市公共交通の課題
プロジェクトリーダー:中村 文彦
年度:2013年, プロジェクトナンバー:H2539
背景と目的
2カ年にわたる研究プロジェクトの成果は、具体的に、特別支援学校において、実際の路線バスや電車車両を用いて、事業者の協力のもとに体験、訓練の機会を設けることがいかに有意義かを明らかにしている。知的障害者が特別支援学校卒業後さまざまなかたちで社会参加をしていくにあたって、在学中のこのような訓練プログラムの実施はきわめて重要で、そのために、平成24年度にプロジェクトで実施したような実験を、小規模でも数多く実践していき、その成果を蓄積させていく。
期待される成果
① パンフレット冊子の作成と出版、頒布
2年間のプロジェクト成果をもとに、わが国の交通事業者及び特別支援学校向けに、知的障害生徒の公共交通による通学を支援するための教育訓練プログラムの考え方や実践方法についてまとめたパンフレット(B5サイズフルカラー8ページ)を作成し、配布する。
② セミナーの開催
前項のパンフレットの完成と配布及び、研究成果に基づく教育実践の普及啓発を目標にしたセミナーを開催する。
セミナー開催時期 10月頃の平日午後2時間。東京駅徒歩圏で。
セミナー参加対象者 交通事業者、特別支援学校関係者、研究者等 最大100人規模
セミナー内容 IATSSでの2カ年の研究成果の紹介、パンフレットの説明、特別講演
特別講演について
同プロジェクトで現地調査したドイツ連邦ノルドホルン市の特別支援学校校長(ドイツ語日本語通訳が必要となる)。