研究調査

research study

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交通安全政策のパーセプションに関する分析

プロジェクトリーダー:加藤 一誠
年度:2013年, プロジェクトナンバー:H2537

背景と目的

交通安全施設に関してはアウトカム指標にもとづく評価が実施されつつあり、交通取締りの効果も多様な観点から定量的に分析が進められている(例えば、森本章倫氏をPLとするIATSSプロジェクト)。これらは、いわば交通安全政策のハード・ソフト両面にわたる政策評価である。本プロジェクトでは、交通事故、教習、交通違反といった過去のイベントや施策の効果を受容者サイドから計測しようとすることを目的とする。例えば、交通安全運動の効果、検挙件数の地域的な偏りは運転者にも認識されているのか、事故はその後の運転にどのような影響をもたらすのか、運転者は違反の軽重をどのようにとらえているのか、という問題を政策の受容者サイドの視点から分析し、交通安全政策の評価としたい。

期待される成果

(1) 戦後の交通安全政策のレビュー:交通安全財源や制度に関わる政策担当者からの制度説明、交通安全運動に関する文献サーベイ、交通安全協会等ヒアリング
(2) 交通安全政策の効果分析:施策受容者のパーセプション分析
  (2-1) アンケート分析:過去の施策やイベントのドライバー・ライフに対する影響を行動経済学の視点も取り入れ分析する。サンプル数を確保し、カテゴライズした上で性向を把握。
  (2-2) 定量分析:ITARDAのデータからコーホートデータベースを構築し、過去の施策やイベントの交通違反や事故に対する効果を分析する。
(3) アンケート設計や分析結果から導出されるインプリケーションの検討に際しては、警察庁からの助言を得たいと考えている。

成果物

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