研究調査
research study
持続可能な開発のための教育(ESD)を通した安全教育の実現に関する研究
プロジェクトリーダー:北村 友人
年度:2013年, プロジェクトナンバー:H2531
背景と目的
「安心」・「安全」な社会(=しなやかで、持続可能(sustainable)な社会)を実現するために、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Development: ESD)を通した安全教育がいかにして実現し得るのかについて検証することが、本研究の目的である。なお、安全教育とは、危険を予測し回避する能力に加え、他者や社会の安全に貢献できる資質・能力を身に付けさせるための教育である
期待される成果
安全教育とは、交通安全をはじめ、防災ならびに生活(防犯)を含めた、幅広い領域における「安全」のあり方について伝える教育である。ただし、従来の安全教育では、これら3領域を個別に教えることが一般的であり、相互の連関を考えるような取り組みはあまり見られない。そこで、本研究では、学際的かつ実証的な研究を積み重ねるなかで、学校現場ならびに地域社会と連携しながら、交通・生活・災害を総合的に捉える安全教育のあり方を検証する。また、小学校・中学校と協力して、総合的な安全教育のカリキュラムを開発する。