研究調査

research study

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カーボンニュートラル時代の自動車交通

プロジェクトリーダー:二村 真理子
年度:2023年, プロジェクトナンバー:2313A

背景と目的

2050年のカーボンニュートラルの達成に向けて輸送手段の非化石化が指向され ており、次の段階では電力へのシフトが想定されている。このような社会での自動車 利用にあたっては、非化石電力の効率的な活用が求められると同時に、充電設備等、新たな投資が必要となる。本プロジェクトでは電気自動車の普及促進に不可欠な充電 インフラ投資の在り方について考える。具体的には必要数を確保するための費用負担 の在り方、長距離移動を可能にするための充電設置の戦略、非化石電力活用のための 工夫などを明らかにすることなどを内容とする。本研究では少し未来の自動車社会に ついて考えることを目的とする。

期待される成果

カーボンニュートラル時代の自動車利用を考えることは、現在の自動車に支えられている現在の社会を維持することを意味している。電気自動車の普及のための充電インフラは、現在の補助を前提とした小売店等による投資、公的機関による投資等のみ では明らかに不十分である。これは極めて基本的な課題であると同時に、普及に向けて必要不可欠な措置である。これまでの業としてのガソリンスタンドの代わりとな り、電気自動車の航続距離の短さを補うだけの充電インフラの設置戦略について考え る。また、諸外国の事例を参考にしながら、新たな費用負担の方策の提示を行う。誰が、どこに、どのようにサービスを提供するのが適当であるかを明らかにする。この問題を短期間のうちに解決することで、脱エンジン時代の自動車市場の発展にも寄与するものと考えている。

成果物

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