研究調査
research study
生き延びる交通,変容する都市 -水運・鉄道・道路の変遷にみる都市形成史研究-
プロジェクトリーダー:羽藤 英二
年度:2017年, プロジェクトナンバー:1708
背景と目的
自動運転の社会実装は、都市と地域をどのように更新していくだろうか。世界中の諸都市において、過去様々なモビリティが外挿され、都市の外形と人々の暮らしは大きく変貌を遂げてきた。本研究では、日欧諸都市をとりあげ、その都市形成史を、交通網の外挿と都市空間の変容に焦点をあて、比較的に分析することを目的としたい。
期待される成果
本研究では、日本、英国、イタリア、フランス、アジア諸都市における複数都市の交通ネットワークの形成史を1000年単位で俯瞰的に比較分析を行うと共に、社会・制度・規範の変遷を空間の変容とあわせて網羅的に整理する。これによって、生き延びた交通と変容を遂げた都市の諸条件についてマクロ・メゾ・ミクロスケールで視座を得ることができる、都市と交通の今後のあり方に空間視座を得ることが期待できる。