研究調査

research study

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地域文化特性と運転行動の研究(ソーシャルスピードのインデックス化)

プロジェクトリーダー:辻村 明
年度:1978年, プロジェクトナンバー:112

背景と目的

この報告書は、 昭和51年度に予備調査をおこなったうえで、 昭和52年度から何年か匹わたる継続研究として本格調査に入ったもののうち、 昭和52年度匹おこなった調査の結果をまとめたものである。この研究の問題意識は、 既({C 5 1年度予備調査の報告書厄記載してあるので、 詳しくはくり返さないが、ごく簡単匹摘記すれば、次の通りである。交通機関のスピードが当然中心的なもの匠なるが、 更匹スピードの概念を拡大して、社会生活全体のスピードを soc ia l sp e e d と呼び、 social speedを腸定する指標を決定して、 各地域社会ごと匹、 そのsocial speedを龍定することを第一の狙いとする。Social speedとは、 簡単匠しえば「社会生活の忙しさ」ということであり、 「田舎に帰ってのんびりしたい」といういい方がおこなわれるのは、 都会のsocial speed が述く、 農村のsocial speed が遅いことをいい表わしている。各地域ごと匹、 このsocial speedが刺定できれば、 昭和50年度匹おこなわれた00 4研究計画「西日本妬おける暴走族の研究」の一つの発展と位置づけることができるであろう。
しかし今回の11 2研究計画では、 単匠「地域特性」の一つとしてsocialspeed を刹定するという匠とどまらず、 そのsocial speed を規定してくると思われる地域社会の近代化の度合と関連させると同時妬、 so c ia l sp e e d が原因となって結果してくると思われる各地域社会の社会的病理現象との関辿をも検討することを第二の狙いとした。
こうした問埠意識を前提とすれば、 アプローチの方法はおのずから次のような骨組匹なってくるであろう。すなわち、 日本全国を府県別({C'近代化の度合でスコア化し、 大きくは「先進県」「中進県」「後進県」匹分類して、それぞれのカテゴリーから適当な地域を調査地として選定する。次妬はその対象地域匹おいて、決定された指標ごと({C、 social speed の剥定をおこない、 それと同時匹、 その地域社会匹おける社会的病理現象のデータを収集する、 ということである。

成果物

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