褒賞

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第36回 平成26年度(2014年)

業績題目

被災地カーシェアリングプロジェクト ―被災における人的ネットワークに基づいたモビリティ確保への取り組み―

受賞者

一般社団法人 日本カーシェアリング協会

笑顔でシェアカーを囲む人々

受賞理由

「一般社団法人 日本カーシェアリング協会」は、代表理事の吉澤武彦氏が、阪神淡路大震災の経験をもとに設立された、カーシェアリングを通して被災地支援を行い、新しい車文化を目指す非営利の組織です。
吉澤氏は東日本大震災直後に、被災者への復興支援活動を開始しましたが、被災者の多くが移動手段を失い日常の生活に困っていることから、元・神戸元気村代表の山田和尚氏から仮設住宅でのカーシェアリングの提案を受け、寄付された車を、住民の利用グループ管理の下で共同利用する、営利目的とは異なる「日本カーシェアリング協会」を始めました。
また、寄付された電気自動車と太陽電池など再生可能エネルギー使った持続可能なコミュニティーの在り方や防災に対する取り組みを模索するなど、将来に向けた取り組みも行っています。
このようなカーシェアリングの仕組みは、わが国で殆ど例がない利用者間を直接つなぐピアツーピア(P2P)型のカーシェアリングとなっており、期せずして、新たな形のカーシェアリング事業となっています。

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